暖地の産地が出荷の終盤を迎えている中、本格的な産地切り替わりが始まります。出荷前に、長野県でカーネーションの生産を営まれている、滝沢俊明さんの圃場を視察訪問してきました。
写真左はドンペドロ、写真右はボルテージ(ST黄)の圃場です。11月の仮植、12月上旬の定植を経て、厳寒期2月上旬に芽整理。4月、5月に頂花摘花と似姿を作りこんで、現在の状況まで順調にきています。(5月19日切花開始)
写真はクレオス。
他産地は1ベット平均、定植苗数5、6列植の植え付けが基本ですが、滝沢さんはあえて4列植にして、苗を植えています。坪あたりの採花本数が減り、生産性が落ちるのを承知の上で、木が太く、樹勢の強い、高品質重視の生産を目指しています。(今年は品質良好です)
写真は3月定植の状況。こちらが9月の出荷を計画しています。シーズン中の出荷が続くように、定植の時期をずらしています。
平成27年度・品種構成
ST:シルクロード・ドンペドロ・クレオス・ボルテージ・マーサグリーン・キキ
SP:セレネ・バウンティー・アイルと9品種を出荷計画しております。
今後、高冷地は本格的な出荷を迎えます。鮮度、品質のいい国産のお花を宜しくお願いします。
営業部 関根祐樹



